目次へ戻る 第3章 コンテンツ&運用フロー設計
運用編 スマホで救え!消滅都市

「細く長く続く」お人好し役所DXのペースを決める

お人好し役所DXでいちばん避けたいのは、
「最初の数か月だけ頑張って、あとは止まってしまう」パターンです。

第3章では、無理なく続けられる更新ペースと、
市民にちゃんと届くコンテンツの型を決めていきます。

1. 「続けられる更新ペース」を最初に決める

更新ペースは、最初から完璧である必要はありません。
大切なのは、「これなら3年続けられそうだ」というペースから始めることです。

最初は、「週1コンテンツ+月1まとめ」くらいでも十分です。
慣れてきたら、少しずつ増やしていけばOKです。

2. コンテンツは「3本柱」で考える

情報を増やす前に、「何を中心に伝えるか」を3本柱に絞ってしまいます。

新しいお知らせを考えるときも、
「これは3本柱のどれに入るか?」と考えるだけで、迷いが減ります。

3. 週1ニュース「SHIBUNEW(シブニュー)」の型を決める

SHIBUNEW は、お人好し役所DXの看板コンテンツです。
週1回、スマホ画面1〜2枚で読める「今週のいい話・助かる話」を届けます。

おすすめの基本フォーマットは次の通りです。

毎回テーマを変えても構いませんが、
月ごとに「子ども」「高齢者」「仕事」「移住」など、ゆるい特集テーマを決めておくと、 ネタ出しが楽になります。

4. ネタ出し〜公開までの運用フロー

市役所の現場で無理なく回せるように、
ネタ出しから公開までの流れをシンプルにしておきます。

1本のニュースを「ゼロから書く」のではなく、
各課からの素材をまとめて仕上げるイメージにしておくと、 担当者の負担がぐっと軽くなります。

5. 紙とのハイブリッドで「取りこぼさない」

スマホが苦手な人もいる以上、紙の案内をやめる必要はまったくありません。
むしろ、同じ原稿をスマホと紙の両方に載せることで、情報の届く範囲が広がります。

こうして、「紙で全員に知らせ、スマホで深掘りする」形にしておくと、
どちらか一方に偏らない安心設計になります。

6. お人好し役所DXの運用モデル(まとめ)

ここまでを整理すると、運用モデルは次のようになります。

このモデルをベースにしておけば、
職員の負担を増やしすぎることなく、市民にとっても
「困ったときに頼れる安心の入り口」をスマホの中に用意できます。

次の第4章では、この運用モデルを実際のWebサイトとして形にするために、
スマボン方式でお人好し役所DXサイトを立ち上げる手順を見ていきます。

※本章の内容は、渋川市のような地方都市を想定していますが、
他の自治体や行政機関でも、3本柱と更新モデルはそのまま応用できます。